
平成21年7月25〜26日(土・日)

7月25日第3回を迎えた寺子屋が開講されました。
年々人気が加熱し、5時間で定員を超え、今年は40名の参加となりました。
まず寺子屋の開催に先立ち本堂で開講式の諷経が勤められました。


入浴待ちの時間、本堂の東側では将棋と囲碁の教室が開かれました。
先生達に教わりながら、先生、又は友達通しで対局していました。
同じ時間、本堂の西側では折紙の教室が開かれ、
遊べる折紙をテーマに一生懸命取り組んでいました。

入浴が終って薬石(夕食)の時間。飯台(食事)は修行の一大事。
他の命を頂戴しているのだという自覚と感謝の念を持って
行じられなければならない重要な修行です。
慣れない正座。足の痺れを我慢しながらの食事となりました。

今年は寺子屋直前に皆既日食が起こった事もあり、
薬石罷に洋上で皆既日食を観測した方からスライドショーを使ってお話を
して頂きました。
部分日食を見た子は居たようですが、
珍しい皆既日食の話に子供達は興味津々でした。
日食の話の後、役員の皆さんのよる紙芝居と
大型絵本のお話に熱心に耳を傾け、開枕(就寝)となりました。

翌日、茶道の教室は客殿にて開かれました。
正座と姿勢を幾度となく注意されてようやくお抹茶を一服、
お菓子がお目当ての子が多いのも例年通りでした。
また今年は華道教室も開かれ、
簡単な基礎を習いそれぞれ感性豊かに花を活けていました。



2日目の中食(昼食)は恒例となった流し素麺。
設置作業も手馴れた印象を受けます。
心配された天気も、当日は照りつけるほど太陽が顔を出し、
楽しい時間となりました。
流し素麺を沢山食べた後はスイカ割りが行われました。
大きな歓声のなか、何人も挑戦した結果、
無事スイカも割れて、食後のデザートを美味しく頂きました。
今年から子供達を3つのグループに分けて取り組みました。
上級生が責任をもって下級生の世話をする姿も見られ、
1つの事に皆でひたむきに取り組む姿が印象に残りました。
また、ご協力頂いた全ての方々に心よりの御礼を申し上げます。
地域の皆さんと共に子供達とこの寺子屋を育てていきたいと思います。
子供達が自分のためだけではなく、自分も含めた皆の為を思えるように
育ってくれる事を願っています。来年も待ってます。
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