庫裡等新築工事
 

 

 
12月26日午後1時より建設委員会立会いによる竣工検査を
第7回建設委員会に合わせて行い、改善箇所を箇条書きにして常任委員会で確認。
1月30日までに改善の上改めて常任委員会で各改善箇所の点検を行う事とし、
客殿棟が建設委員会に正式に引き渡され、3期に亘る建設事業の建物全てが
竣工する事が出来ました。
庫裡等建設事業全てを望むビューポイントです。(写真左上南東より)
南西より玄関を望む(写真中左)
玄関正面及び玄関ホール(写真中左・左下)200足収容の下駄箱と、
微笑閣北東に設けられた洗面台(写真右下)
宿泊研修も受け入れ可能になりました。


 

 
正面玄関のほかに勝手口が2箇所設けられ、写真上は南より入る所謂勝手口です。
写真下は、東側(道路沿い)に設けられた料理等搬入の為の搬入口兼勝手口です。


 

 
約80畳の大広間、最大216名収容可能です。(写真左上)
真南に配置された大変明るい厨房です。(写真右上)
厨房脇に厨房に入る方の休憩室(写真左下)が設け
られ、その隣玄関右脇には、新たに寺務室兼受付が作られました。(写真右下)


 
微笑閣東側には男女別に東司(トイレ)が作られ、
男子用は4人+ボックス1女子用は5人の使用が可能です。
写真にはありませんが、2階は大容量の物置になっています。
春暖かくなって残す造園工事が終わると愈々全事業の竣工になります。
梅雨・お盆・お彼岸を避け、落慶法要は10月28日に営まれました。

 

 
5月23日より今般最後の事業となった中庭の造園工事が始まり、
およそ1週間で、見事な枯山水を模した禅庭が完成いたしました。
伊勢ドロと呼ばれる、玉石を張った部分を、州浜と呼び、桂離宮と同じ組み方だそうです。
同じく岬灯篭も離宮と同型と言う庭師さんのこだわりが感じられます。
下の写真の石柱の手前に、姿こそ見えませんが、水琴窟を造っていただきました。
石柱を伝わって流れ落ちる水が数滴づつ窟へと落ち、
水が奏でる琴のように聞こえることからこの名が付けられたそうです。
お参りの折にゆっくりと庭を眺め、その趣を味わう中で、
心静かにお聞き頂きたいと思います。



落慶法要
                      
平成19年10月28日 快晴の日曜日
 
平成10年に庫裡等建設が発願され、
同15年に建設委員会が立上って更に3期3年を経て、
皆さんに慶んで頂ける福壽院の大伽藍を竣工することが出来ました。     
前日来の台風による大雨も上がり、心地好い秋晴れと、
錦をまとう山々に祝福を受けるが如く、
待ちに待った落慶法要が2百余名の檀信徒の皆さんにご参詣頂き、
遠近42名のご住職のご随喜を頂く中で盛大に克つ厳粛裏に挙行されました。       
朝6時30分にお集まり頂いた役員さんが準備を整え午前7時半より
続々と御参詣頂く檀信徒の皆様の受付が始まりました。

 
午前8時半より開山堂位牌堂の入佛落慶法要が、隣寺龍雲寺住職により勤められ、
続いて坐禅堂の開単式がご随喜頂いた42名の住職により厳かに行われ、
禅の道場として開単致しました。

 

同時進行で本堂では落慶記念法話が坂城町福泉寺ご住職宮入宗乗老師により
寺の伽藍の維持と新たに建物を建てる事の難しさを踏まえ、
落慶の喜びを享受する今日の皆様の心中を約1時間半に亘り丁寧にお話いただきました。

 
午前10時より微笑閣・壽松庵の落慶法要が本寺頼岳寺住職の導師により勤められ、
副隣寺寶勝寺住職の行香(香をたき新築の伽藍を巡る)で、
新たに命が吹き込まれました。

 
落慶記念式典は護持会副会長の唐木嘉美氏の進行で行われ、
委員長の3期3年の思いを込めた式辞に続き、
建設委員会書記の星周次氏より経過報告、
そして同会計の藤森秀一氏より今日現在までの会計報告が行われました。
続いて工事関係者及び協力業者更に諸堂額の篆刻寄進者、
額字の揮毫者の皆さんに感謝状が手渡され、
曹洞宗管長より今般の事業に多額の浄財をご喜捨頂いた皆様に
表彰状が伝達され式典が終了しました。


 
早朝からご参詣頂き、予定より少し早まりはしましたが大変お待たせを致しました。
祝斎の宴を、御寺院様は本堂で、檀信徒の皆様には
新築の微笑閣で開宴して頂きました。
建設委員会の皆様には起工式以来、経費節減とご喜捨頂いた
皆様の気持ちに報いる為にと、酒宴を控えて参りました。
この日ばかりは喜びと共に充分に飲んで頂けたことと思います。
私も喜びと共に本当に美味しい酒をのどに通す事が出来ました。
遠くからお越し頂いたご寺院様に感銘の言葉を頂き、
檀信徒の皆様に心からの祝意を受け、
この長い事業がこうして無事竣工落慶できました事、衷心より感謝申上げ、
建設事業のページに書き込む筆を置きます。
有難うございました。



 

 
庫裡等建設事業に組み込まれたものの、建設に事業費を削られ見送りとなった
全檀徒先祖代々を祀るお位牌が、昨年の落慶から一年を経て安置することが叶い、
10月晦日業者により搬入安置されました。朝8時より始まった作業でしたが、
午後2時には全てが収まり、檀家の皆様のご先祖様をお祀りする事が出来ました。

 

 
午後3時 護持会総代様のまたご婦人の御参集を得て、
位牌安位開眼法要が厳かに勤められ、
五十音順に並ぶ各家のご先祖様に香をたき、
ご先祖様の安寧と家門の隆盛を祈念しておられました。
また一つ事業が遂行出来ました事、喜ばしい限りでございます。
檀徒の皆様には、ご参詣の折りに、
聯芳堂にお上り頂いてご自分の家門のご先祖様にお参り頂きたいと思います。